◆入試から帰ってきたお子さんを迎える◆

入試が終わる前は、早く当日になって入試が終わってくれればと何度も思いました。
今受験生を抱えているおうちの方にも、そういう思いの方が多いと思います。
とにかく入試前はどうにもならないプレッシャーで辛いですよね。
そんな中でもお子さんを支えていているおうちの方は、えらいです。

おちゃのこママ

あともう少し、かんばって!

入試が終わると、今までがんばって来た分、気持ちの整理が追いつきませんでした。
わたしはこれからどうしたらいいのか分からず、放心していました。

その時のことを思い出すと、後悔と気を付けることが浮かんできました。
受験前は終わった時のことまで気が回りませんよね。
わたしのような心配性の人のためにまとめてみました。

目次

入試の様子を聞かない

ずっと一緒にがんばってきた分、帰ってきたら入試の様子を聞きたいですよね。
不安なのはお子さんも一緒です。
お子さんが言わない限りは、普段通りにしてそっとしておくのがよさそうです。

入試の手ごたえを聞かない

帰ってきてから、「どうだった?」と聞きません。
すごく気になりますよね。
お子さんにとって大きなイベントです。
まだ気持ちの整理がついていないかもしれません。
そのうち話してくれると思ってひとまず、そっとしておきましょう。

失敗したことは聞くだけ、意見しない

帰って来て自己採点をした際、いろいろ聞こえてきます。

千代

えー、こっちのつもりで逆にしてた。
なんでこんな問題まちがえたの。
そんな、ひどいっ。
えー、ここも違うの?

耐えてください。
もしくはただ頷くだけでもいいです。
このタイミングで言うことは慰めですら「責めている」ととられることが多いです。
後学のために間違いをただすのは大事なことですが、このタイミングではありません。

私の体験談

千代の兄のつむぐは推薦を受けました。
面接で面接官が何を言っているのか聴き取れなくて、違うことを答えてしまったと話してくれました。

おちゃのこママ

そういう時は、恐れ入りますがもう一度お願いしますって言えばいいんだよ

そんなこと言われなくても分かっています。
分かっていて言えなかったことを後悔して悔しくて、それで私に話してくれたのです。
なのに、私はその思いまで至りませんでした。
わたしの言ったことが正しくても、つむぐが求めていたものは共感です。
きっとつむぐの欲しかった言葉は「そうだよね、緊張していると舞い上がっちゃうよね」などではなかったのではないでしょうか。
その時の気持ちに寄りそそってほしかったから、話してくれたんだと思います。
それなのに私は、と後悔しきりです。

夕ごはんは好物でねぎらう

入試前までは、体調管理が優先事項でした。
お子さんの好物で、ねぎらいましょう。
そして、おうちの方もお疲れ様でした。

今までのがんばりをほめる

今までがんばってきたお子さんを、いっぱいいっぱいほめましょう。
お子さんががんばってこれたのは、おうちの方の努力のおかげです。
おうちの方もいっぱい頑張ってきました。
お疲れさまでした。

改めて言わなくてもいいかなとは思ったのですが、入試後の夜、落ち着いたときに褒めました。

おちゃのこママ

今までずっとがんばって来たね。

ずっとあなたががんぱってきた姿を見せてもらいました。
あれだけがんばる力があるから、今回もしうまくいってもいかなくても、それだけの力が自分にあることを知ってほしい。
その力はこれからの自分を作る力です。
あなたはこれからを作る力があります。

お疲れさまでした。

千代

わたし、落ちたの?
わたし、落ちたの?

今までの努力を称えたつもりが不安にさせたようです。

もし千代が不合格だった場合、何を言っても届かないと思うので、このタイミングで言いました。
今思い返しても、入試後のタイミングだから言えたのだと思います。

おわりに

結果は合格でした。
入試後は合否が分かるまで生きた心地がしませんでした。
落ちた時の対応も考えたりしました。

お子さんはもっと不安でしょう。
一緒にいるおうちの方にとっても辛い時間です。
きっと大丈夫。
上手くいくといいですね。

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