◆もし高校受験で不合格になったら◆ 経験者談を調べる

受験するお子さんをお持ちのおうちの方、日々の見守りお疲れ様です。

入試が迫ってくると、大きくなる不安があります。
それは、もしうちの子が高校受験を失敗したらという不安です。
その不安を持つことは当然なことです。
目の前でずっとがんばっているお子さんの姿を見ているのですから、努力が実ってほしいと思うのは自然な気持ちです。

だけどもし希望が叶わなかった場合を考えいると、わたしは怖くて夜眠れなくなりました。
わたしは心配性です。
自分でも嫌になるくらいの心配性です。
そういう時は、不安に備えます。
ただ不安におびえているばかりでは、不安は大きくなるばかりだからです。

そんな時、娘が通う中学の校長先生からお便りが発信されました。
不安と向き合うきっかけになりました。

目次

中学校長先生の経歴

娘の通う中学の校長先生はとてもエネルギッシュな方で、定期のお便りとは別に校長発信のお便りを出していました。

その校長先生は初めから教師一本の先生ではありませんでした。
出だしは大手の銀行です。
行員時代に海外の支店で働き、その後国際教育機関でアメリカの教育環境を調査されました。
そして、日本に帰ってきて中学の教師になった経歴をお持ちの方です。

校長先生が受験生に向けたお便り

その校長先生が受験生に向けたお便りです。
細かいことは覚えていませんが、私の心に残っている内容はこんな感じです。

合格してもおめでとうを言うつもりもありません。
不合格であっても残念だとも思いません。
そのことで皆さんの人生は左右されないからです。
合格でも不合格でもその後の努力は変わりません。
合格したらか楽できるわけでもないし、不合格だったから何もかもダメになるわけでもありません。
合格したから道が開かれるわけではなく、不合格だから道が閉ざされるわけでもないのです。

私は第一志望の受験で受験票を忘れ、親に届けてもらいました。
それまで、受験生だからと親に嫌な態度をとっていた自分の甘えに痛いほど気づかされました。
基本的なことをおろそかにしていたから、不合格になって当然だと思いました。
自分のダメなところをこんな形で自覚しました。

不合格になったことで私の態度を改めさせるきっかけになり、今があると思っています。
だから、合格したからおめでとうは言いませんし、不合格でも残念だとも思いません。

確か、東京駅の乗り換えで受験票がないことに気付いて、家に電話したんじゃなかったかしら。
そうしたら、いつも厳しい父親が届けに来てくれて、何を言われるか覚悟したけど受験票だけ渡して、何も言わずに去ったとか。

今では立派な経歴の校長先生ですが、このような経験も積まれていたとは想像もつきませんでした。

お便りを読んで

不合格を受け入れるのは並大抵の辛さではありません。
ましてや乗り越えることは、どれほどの道のりでしょう。
皆が皆、乗り越えられるわけではありません。

なのにこの校長先生は落ちただけで終われせず、その後立派な実績を残しました。
生半可なことでないことは確かです。
希望になるお手本だと思いました。

おわりに

この校長先生の言葉は不安ばかりだった私に気づきをもたらしました。

今私がすることは合格を願うことではなく、これからの3年間を無駄にさせないことなんだと思ったのです。
合格でも不合格でも、今までの努力を生かせるはずです。

不安でいっぱいでしたが子どもをサポートしようと思ったら、まずは自分のメンタルを整えるのが先なのですね。
校長先生のお便りで、早めにメンタルを持ち直すことができました。

おちゃのこママ

校長先生ありがとう

経験者の話を調べると、受験が不合格だった事実を受け止めるのにひどく苦労したようです。
ですがその後、違う目標を達成した人もいれば成功した人もいます。
不合格は絶望ですが、その後の行い次第でいい方向に変えられることが経験者談から分かりました。

もし不安な方は経験者談を調べてみるのも、一つの方法だと思います。

少しでも不安な気持ちが和らぎますように。

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