高校入試の試験内容の一つに面接試験があります。
面接は勉強だけでは乗り切れるものではありません。
直接向かい合ってやり取りをします。
その中で言葉使い、身だしなみ、動作、マナー、質問の受け答えなど短い時間に詰め込まれています。
いつもの何気ない動作も、いざ注目されると途端に難しくなってしまうものです。
例えば人前で歩くとき、途端にぎこちなくなります。
注目されて話す、お辞儀する、どれも人前だと途端に難しくなり緊張して逃げ出したくなります。
娘の通う中学校では、試験前に面接の指導はありました。
現状を知っている先生方に任せておけば、大丈夫だろうと考えていました。
それでも、少し準備することがありました。
交通手段の確認などです。
面接試験の目的
面接のねらいは、受験生の素の姿を見るためです。
- 受験生の人柄
- 受験生の態度
- 意欲や熱意
- 入学の意思を確認
- 校風に合うか
- 調査書で気になる点を確認 など
面接試験で緊張するほど、普段の態度やクセが出やすいものです。
普段の生活の中であいさつや言葉使いを気をつけていきたいものです。
面接の準備
- 受験する学校を調べる
- 面接のよくでる質問例の確認と対応
- 面接の練習
- 身だしなみ
- 交通手段の確認
受験する学校を調べる
当然ですが、受験すると決めた段階で学校のことは調べているはずです。
面接試験を受けるとなったら、どうしてその学校を選んだのか、どの点に引かれたのか自分の言葉で言えるようにします。
面接のよくでる質問例の対応
質問には単語で答えず、理由も合わせた答えを用意します。
この理由を言葉で表わして準備しておかないと、いざ面接のときに単語しか出てこなくなったりします。
もしくは回答に時間がかかって、焦って悪い循環におちいることがあります。
面接の練習
その学校によって違いますが、おおよその面接の流れをつかんでおきます。
声を出して質問の答えを繰り返し言います。
おじぎの練習もします。
質疑応答とおじぎは、一度ほかの人に見てもらうと自分では気づかなかったことを教えてもらえます。

わたしは質疑応答とおじぎは動画を撮って、本人に見せました。



わたし、声が小さくて早口になってた
言葉遣いも大切です。
聴き取りやすい大きな声で話します。
とかく緊張すると声が出しづらくなり、小さくなりがちです。
また「ママが~」ではなく「母が~」と言います。
「俺は~」ではなく男性でも「私は~」と言います。
身だしなみ
身だしなみとオシャレは違います。
服装、髪型など清潔感があるかチェックします。
交通手段の確認
事前に調べて、場合によって下見します。
自分の長所、短所
面接のよくでる質問例の中に自分の長所と短所を尋ねる質問があります。
娘はこの質問に苦戦していました。
自分のことなのですが、自分のことって思いのほか客観的に見るのは難しいですよね。



わたしの長所と短所って何?



長所は一人でなんでもやってみようという自立心があるところ。
短所は自分ですることにこだわって他の人に甘えられない。
人を頼ることができないところ。



お母さん、すごい!
わたしのことよく分かってる!
実は、わたしは小学生のころから子どものことをノートにメモしていました。
子どもの好きなもの、きらいなもの。性格、悩み、ケンカしたことなど手が空いた時 に書いていました。
面接の練習を見ていて、これはきっと長所と短所で悩むはず、とひそかにいつ聞かれてもいいようにノートを見返して準備していました。
おわりに
結局、娘の面接試験には自分の長所短所は聞かれませんでした。
でも、さらりと娘の長所短所が答えられたのは、わたしにとっても自信になりました。
お子さんに何かしたいけど何をしたら分からないと思っていたら、いつでも長所短所を答えられるように準備しておいても損はありません。



長所短所を抑えておくと、普段の学習の励ましや褒め言葉に使えます
上手くいくといいですね。