受験生をお持つおうちの方はストレスがたまりますよね。
お子さんの前ではいつも落ち着いて、励まし、ポジティブでいようとがんばってしまいます。
あんまりがんばりすぎると、お子さんのストレスになってしまうことがあるようです。
なので、がんばりすぎないでいいみたいですよ。
受験期をふり返って、本格的に受験が始まって来たなと思ったのは面接試験が始まったころです。
わたしの住んでいるところは地方なので、公立高校がメインになります。
公立高校に縁がなかった時のために、私立高校を併願で受験します。
息子が併願の面接試験を受けた時の私の後悔の話です。
志望動機の内容がぼんやりしていてイライラ
一つ目の後悔は面接の練習に付き合っていた時のことです。
その学校を受験すると決めたのは息子でした。
わたしの選択肢には入っていない学校でしたが、本人の希望でした。
推薦選抜の内容は面接試験でした。
中学の担任の先生の話によると、息子の通う中学からその学校には推薦で受かった生徒はいないとのことでした。
その学校は息子の第一志望の学校です。
推薦が決まってから、面接の練習を始めました。
毎日の面接の練習に付き合わされたのですが、気になったことがあります。
それは志望動機に熱意が感じられないことです。

そこが一番大事でしょ
それで志望動機を何度もやり直しさせました。
確か「そうじゃなくて、もっと熱意をもって」とか「自分の体験もいれて」など言って、何度もやり直しました。
結果、息子は黙り込んでしまいました。



………………
自分でも分かります。
わたしは息子の力になりたかったから、強く言ったのです。
でも、強く言うのはよくない方法でした。
私の引き出し方が下手くそだったと思います。
「そうしてそれに興味を持ったの?」
「そのことがしたいと思ったきっかけは?」
「それができるとどんなことができるようになると思う?」
息子の志望・好きなことなんだから、もっとたくさん深堀して質問を重ねればよかったと思います。
息子のこともっと興味を持って知りたいと質問すればよかったです。
そうすれば、志望動機を表現しやすくなったのではと思うからです。
上手くいかなかった面接試験にいらないアドバイス
二つ目の後悔は、息子が面接試験から帰ってきた時のことです。
息子は面接試験を終えて帰ってきて言いました。



試験官の人の質問がよく聞き取れなくて、違うこと言っちゃった
面接で面接官が何を言っているのか聴き取れなくて、違う内容で答えてしまったと話してくれました。



そういう時は、恐れ入りますがもう一度お願いしますって言えばいいんだよ
そんなこと言われなくても分かっています。
分かっていて言えなかったことを後悔して悔しくて、それで私に話してくれたのです。
なのに、私はその思いまで至りませんでした。
わたしの言ったことが正しかろうがどうでもよく、息子が求めていたものは共感です。
きっと息子の欲しかった言葉は「そうだよね、緊張していると舞い上がっちゃうよね」などではなかったのではないでしょうか。
その時の気持ちに寄りそってほしかったから、話してくれたのにと思います。
それなのに私は、と後悔しきりです。



わたしのバカバカ
おわりに
時には子どもへの応援の気持ちを抑えた方がうまくいくんだなと思いました。
わたしは心配なあまり、ついあれこれしすぎてしまいます。
子どもに関することは特に血が上りやすいから、落ち着こうと思う次第です。
家庭教師で一対一で教えていたときは、感情を抑え平静を保つようにしていました。
だって相手はよそ様のお子さんです。
ですが自分の子となると、感情が先走りやすいです。
ちょっと私、熱くなっていると思ったら、よそ様の子だったらとワンクッションおくのもいいですね。
見守りが大変だと思ったら、おうちの方の息抜きも大切です。
自分の子のことですけど、疲れますもの。