お子さんの受験勉強をどう見ていいか分からない、そう悩むおうちの方は少なくありません。
「おうちの方がお子さんに勉強を教える必要はない」。
と塾で教えていた私は思います。
教えるのは先生に任せればいいのです。
おうちの方にはおうちの方しかできないことがあります。
お子さんの不安を減らすことです。
わたしは子どもが受験勉強をするようになって気づきました。
それまでは教えられるから大丈夫と安心していたのです。
ですが、勉強を教えてくれる先生は何人もいますが、集中して勉強をする環境を作るのは先生ではありません。
では、何から始めましょうか。
まずは受験勉強を始める糸口として、入試までにどのくらいの勉強をするのか確認するのがいいと思います。
勉強量を見える化すれば、漠然とした不安が減るのではないでしょうか。
確かゴールデンウイーク明けに三者面談と教材の注文がありました。
その教材が届いてから、高校入試を意識して勉強を始めました。

学校の勉強もあるのに、受験勉強も?



1・2年生のところは初めて見る内容じゃないから、大丈夫よ
これからの学習内容を押さえてから、大まかな計画を立てました。
ざっくりとどのようなことをするのか大筋を話しました。
それから、どのように進めるか話し合って決めました。
おおよその予定の確認
初めに、どんなことをすることになるのか確認しました。
- 定期テスト
- 学力テスト
- 模擬試験 など
娘の通う中学は二学期制で、前期と後期に中間テストと期末テストがそれぞれありました。
学力テストは夏休み明けは毎月中学校で行われました。
模試試験は受けるか受けないかは自由です。
毎月行われていても、すべて受ける必要がありません。



うちの場合は夏休み後に一回、冬休み明けは毎月受けました
中学3年生は一年でこんなにテストを受けます。
そして、最後に高校入試があります。
おおよその教材
高校入試のための教材を確認しました。
同時進行で、今まで通り中学で配布されるワークなどもあります。
わたしの娘の場合です。
- 学校で販売される受験対策用の5教科の教材
- 市販の教材(高校入試用の自由自在など)
- 過去問題集
- 予想問題集
夏休み明けにこれだけでは不安だと、通信教育を始めることにしました。
娘は塾は嫌だと言い、わたしは送り迎えは負担でした。
通信教育は私たちに合ったスタイルでした。
学習の流れ
大きく分けて計画を立てました。
- 夏休み前
- 夏休み
- 夏休み明け
- 冬休み
- 冬休み明け
大まかですが、このようにおおよその見通しを立てました。
学校から購入した受験教材を習ったところまで一通りやってみる。
学校から購入した受験教材を習ったところまで、2回ずつやる。
得意・不得意を確認する。
苦手なところを中心に。
過去問題集と予想問題。
おさらいと仕上げ。



こんなにしないとダメなの?



そう思うよね。
でも冬休みあけると、不安で勉強せずにいられなくなるよ。
もっと時間があったらいいのにって思うよ。
おわりに
子どもの勉強が分からないと嘆いているおうちの方がいるかもしれません。
無理に教える必要はありません。
それよりも息長く続けられるように、勉強する環境を整えます。
これはおうちの方でないとできないことと思います。
初めてのお子さんだとおうちの方も勝手が分からないですよね。
二人目三人目のお子さんでも、やはり慣れるものではありません。
心配が絶えませんね。