高校受験 学習のサポート ◆不安を減らす② 学習の計画を立てる◆

受験生をお持ちのおうちの方、お子さんの見守りお疲れ様です。


私自身が中学生の時、高校受験の勉強をしていて一番不安に感じたことは本当にこの勉強法でいいのか、もっといい方法があるのではないかという迷いでした。
その迷いで焦りが大きくなったのを覚えています。

今、自分の子どもがどうしたら集中して勉強する環境を作れるのか、あれこれ悩みました。

回りくどいようですが、計画を立てることが迷いを減らすステップにつながると思いました。
まずはお子さんと一緒にこれからについて、書き出してみるのはいかがでしょうか。

娘が中学3年生になったとき、わたしは娘とこれからの計画を大まかに立てました。
大きく5つに分けて考えました。

目次

夏休み前までに

― この時の状況 ―
受験があることは分かっているものの、まだ他人事で漠然と何とかなると思っている。
何をしていいか分からない。

初めに今後の予定と消化する教材を並べました。
中心になるのが学校から購入した受験教材です。

おちゃのこママ

夏休みまでに習ったところを一通りやってみよう

千代

3月までまだあるのに、もうやっちゃうの?

教材を一回だけやって入試本番って、恐ろしい考えだと思いました。
念のため話してみてよかったです。

実はこの一周目が大変で骨が折れると知らせました。

千代

分かんないところだらけで、もうしたくない。
時間がいっぱいかかるから、こんなにできない!

おちゃのこママ

なんでも最初が難しいの。
2周、3周とやっていくうちにだんだん時間がかからなくなるから。

― 計画表 ―

  • 夏休みまでの期間を5で割る。
  • 5で割った期間にそれぞれの強化の受験教材のベージで割る。
  • 一日のこなす量が分かる。
  • 一週間ごとに区切って、平日に終わらなかった分を土日で終わらせるようにする。

目的は一度、どんな内容なのかを知ることでした。
細かいことにこだわらず、さっとやってみる感じです。
毎日きっちりこなさなくても、土日で調整できるようにしました。
それでもできない時は、計画に無理があるので見直す必要があることを伝えました。

夏休み中

― この時の状況 ―
大型の休みを有効に使いたい。

夏休み中は学校から購入した受験教材を2周目と3周目をしました。

やり方は夏休み前と同じで、こなす分量を夏休み期間で割りました。
一日の目安になる量を出して、進み具合を確認しました。
毎日目標を達成できるわけではないので、一週間内で調整した。

2周目、3周目となると自分の得意なところや苦手なところが分かってきます。
繰り返ししたことで、自分の得意・不得意分野が変わったことが、夏休みの成果でした。

おちゃのこママ

同じ問題を繰り返し解くことで難易度が下がり、解く時間が短くなりました。
本人も実感したようです。

夏休み明け

― この時の状況 ―
夏休み中につかんだペースを守りたい。

夏休み中に繰り返し学習した結果を確認

おちゃのこママ

2回、3回とやると問題を解くのに時間がかからなくなったね

千代

問題でこう聞かれたらこう答えるっていうパターンが分かって来たから、やりやすくなってよかった

分かることが増えている、確実に前進していることが感じられるように意識して話しました。

得意不得意の確認

おちゃのこママ

社会は地理と歴史、どっちがいい?

千代

地理の方かな。歴史は時間の流れが覚えられない。
公民はまだ仕組みがよく分からない

おちゃのこママ

暗記はできる?

千代

暗記は覚えるだけだから、わりといいと思う

おちゃのこママ

暗記が苦じゃなくていいね。
試験で知らない言葉があると焦るから、しっかり覚えていこうね

とりあえず、暗記は苦手ではないとのことだったので、暗記中心のものはどんなものがあるか一通り見ました。
例えば、国語だったら漢字、慣用句、古語、文法などです。
理科だったら、単元ごとの用語、単位、公式などです。

自分の得意なことで対応できることが多いことが分かり、励みになったようです。
得意なことが増えれば、苦手なことにあてる時間を少しずつ増やすことができます。

冬休み中

― この時の状況 ―
志望校が決まり、入試が現実のものと実感される頃。
次第に緊張感が高まってきます。

せっかくの冬休みですが、せっかくの休みなので集中的に学習します。
本人もおしりに火がついてきているので、学習が必要なことは分かっています。

メリハリと早起きを意識しました。

この頃、Z会を受講していました。
冬休みの学習時間○○時間と目標が掲げられて、毎日学習時間を記録していました。

また、講師の先生がオンラインで一緒に自習する時間がありました。
ただ黙々と自習する先生に、同じように自習する生徒がカウントされ人数が分かります。
一人でするより支えになったようです。

中学生のためのZ会

冬休み明け

ここまで来たら、今までの学習がどれだけ通用するか確認します。
過去の入試問題を解きました。

全問完璧にできるようになる必要はありません。
満点取らなくても合格できるからです。
だから、くよくよ悩まなくていいのです。

おちゃのこママ

数学は初めは基本問題だから、全部解けるようにしようね。
証明問題は苦手だから、無理だったら当てはまる条件だけでも書こう。

千代

そうだね。
証明問題は苦手だから、根性でびっしり書いてみせる!
部分点だけでももらえるようにするよ!

入試の過去問をしていて、数学は文章問題で時間がかかって間に合わないことが度々ありました。
なので、とにかく前半の問題の完成度を高めることに重点を置きました。
残りの時間で文章問題を途中まででもいいから解く作戦にしました。

後日談

入試の直前で何問か文章問題が解けるようになり、作戦を忘れて文章問題を解こうとしたようです。
その結果、前半の基本問題にミスが多く、見なおしする時間を文章問題に使ったのでミス放置になりました。

おわりに

娘のための計画を立てたつもりでしたが、わたしのこれからのことが整理されてよかったです。

毎日忙しくしていると、季節があっという間に過ぎます。
気が付いたらもう冬とならないためにも、早めに計画を立ててよかったと思いました。

また、その時期に合わせた声がけをしやすかったです。

かっちり決まった立派な計画でなくて大丈夫です。
お子さんと大まかな計画を立てるだけで、気分が変わってきますよ。

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